少し前の記事で

家具屋としては異例のノンコイルのベッド売り場を展開していることを書きました。
　＞＞こちら　

とても反響があり、マットレスを実際に体感しに来てくださる方も増え
新築やお引越しでベッド購入の方や、子供さんに寝具を買い足したい方、羽毛布団もどこで買ったらいいかわからなかったという方や、
あれこれベッド関連、眠り関連のものをお買い上げいただいております。

で、　今だけキャンペーンということで
古いマットレスの引き取りサービスをしているのですがこれまた大変好評です。

「捨てるに捨てれなくって、へたって寝心地悪いとわかっていながらずっとつかっていた」
といわれる方の多いこと。

ミヤカグさんがマットレスについてSNSで熱く語っていたので買い替えるチャンスだと思って~
という方も数名。

マットレスって捨てることに対して、とても心理的、そして金銭的、体力的にストレスがかかるんですね。
安いの買って、へたったら捨てればいいじゃんていう使い方はやめといた方がよさそうです。

今日は、その、マットレスを捨てる話をあえて書きます。

ミヤカグでは、お引き取りしてきたマットレスを、自社で解体して、それぞれリサイクルしやすいように分別してから廃棄しております。
今、あちこちで耳にする　SDGsな取り組みです。

簡単にばらすといいますが、これが本当に大仕事！！

マットレスの構造は、体に近いところにはいわゆる「詰め物」といわれる
ウレタンなどが乗せられており、その詰め物のグレードによって寝心地が良くも悪くもなり
さらには、価格も上下します。
（結局、詰め物のウレタンが寝心地と価格を決めてるんじゃん・・・・って思ってしまいます）　
　＞＞それもあって、今回家具屋としては異例の脱スプリングして、高機能な地球にやさしいウレタン素材の
　　　マットレスに注目することになりました。結局寝心地はウレタン次第ですもん。

その詰め物を剥いだあとにばねがあるのですが、このばねを解体するのも力仕事です。
こんなふうに連結されているバネだと小さく切って廃棄しています。　（↓先日引き取ってきた古いベッドです）

連結されていない一つ一つのバネが独立したポケットコイルという仕様のものも多いのですが、これまた大変。
なんと一つ一つが不織布に包まれています。
これひとつひとつ中身のばねをだすのがまた一苦労。。。。

こんな捨てるのに大変なものって・・・どうなん？！
昔はある程度の弾力を追求するにはバネを使うしかなかったんでしょうが、今はいい素材が色々出てるから
もう、ばねじゃなくてよくない？？　と思ってしまいます。

実際、廃スプリングマットレスは、適正処理困難廃棄物　に認定されており、ごみ問題となっているらしいです。

 ※適正処理困難廃棄物とは・・・市町村が処理する一般廃棄物のうち、全国的に適正な処理が困難となっているもの。
「廃棄物処理法」は、こうした廃棄物を環境大臣が「適正処理困難物」に指定できると定めている。タイヤ・テレビ・冷蔵庫・スプリング入りマットレスの4品目が指定されている。

そりゃそうですよ。
ミヤカグが引き取ってくるマットレスなんて数が知れてるので、まだなんとかかんとかこうやって手作業でえっちらおっちら
環境のためにやってますが、大半のマットレスは手間と時間をかけずに埋め立てられてるのが現状じゃないでしょうか。

ベッドを購入する時には最終的に捨てる際の事を考えて購入する人なんていないと思いますが
これからの時代、せめて売る人は、そのことを考えて販売していくのがいいのじゃないかと
地方都市の一端の家具屋として、環境問題を考えてみた結果、このたびベッド売り場を一新するはこびとなりました。

というわけで

広島で、寝心地のいいマットレスをお探しで
ちょっと環境にも気を使いたくて
自分の身体にもそしてお財布にもやさしいベッドやマットレスをお探しの方は
ぜひ、一度ミヤカグに足を運んでみてください。

眠りにこだわったベッドコーナー新設しました♪　　＞＞その話はこちらに。

なーんて偉そうなこと書いてるけど。
この価格で、この寝心地で、そして軽くてベッドメーキングが楽ちんっていうのが一番のおすすめ理由です（←結局は暮らし目線）

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