今日は14年前にミヤカグでダイニングテーブルを購入してくださったお客さまが
オイル塗装のテーブルのメンテナンスに使うオイルを購入しに来られました。
(テーブルメンテにちょうどいい量を小分けして販売しております)
その時お客様からなげかけられた言葉。
「最近のは流行はずいぶんすっきりしたデザインなんですねー」
「ダイニングの高さが最近は少し低くなりましたか?」
たしかに!!これは的を得てます。
私は15年間、ここで家具の販売をしておりますが、確かに家具にも流行があります。
ダイニングテーブルに関していえば、
ミヤカグで販売しているのは < 無垢のテーブル オイル塗装 >
このコンセプトには全くぶれがなく 15年前も、今も、突板のもの、ウレタン塗装のものは置いておりません。
すべてが本物の木の良さを体感できる無垢のオイル塗装のテーブルです。
その中でも、やはり流行があります!
今日はその流行の話をしてみみたいと思います。
木のダイニングテーブルの今のトレンド!!
まず、トレンドを語る前に、家具の耳を語っていいですか?
パンの耳ではないですよ、家具の耳。
耳というのは・・・ これです ↓↓
この写真はうちの工場で、板を作っている様子です。
この木の板の端っこの皮のついてるこの部分を、皮をはいで
そのままの形を生かしてテーブルの端っこに使う状態を「天然耳付き」といいます。
数年前までは正直、この耳付きの需要はあまり感じませんでした。
しいていうなら、重厚な和風なテーブルや座卓には使っていました。
ところが、 ここ最近は、耳付きのダイニングテーブルをお求めになる方が増えてきました。
和テイストではなく、北欧風やナチュラルテイストのおうちに、耳付きです!
天板天厚を厚すぎないすっきりした厚みのものが人気です。
少し前は耳付きといえば、天厚が60mmとかあるどっしり重厚な 厚ければ厚いほど高級感を感じられていい!
という風潮でしたが 今はあまり厚すぎるものは好まれないようです。
ミヤカグのテーブルの売れ筋の天厚は 45mm~27mm 。
そして、耳付きテーブルの脚の形もほんとにシンプルなもの。
シンプル4本脚や、シンプルT字脚、またはアイアンのものなど。
ひと昔前は耳付きテーブルの脚は重厚などしんとしたものでしたが、今は違います。
最近のトレンドはずばり、 すっきりデザインな耳付きテーブル です。
(写真上3枚は 天然耳付き 下3枚は 耳付き風に加工したもの)
そして、もう一つ、テーブルの高さの話。
テーブルの高さは 座りやすい椅子の高さが日本人の身長だと 40センチ前後。
それに対してちょうどいい差尺は教科書的に30センチ(イスとテーブルの高さの差のことを専門用語でさじゃくといいます)
なので、これで計算すると、テーブルの高さは平均的にいうと70センチ前後 が 今も昔も標準です。
日本人の背の高さはだんだん高くなっていることを思えば、テーブルの高さも高くなってしかり?!
とおもいきや!
確かに、今日のお客さまのご指摘通り、店舗で接客していてひしひしと感じるのは
「低めのテーブルを探しています」 というお声です。
お部屋が広く見えるように低め、という声は昔からあるのですが
最近はくつろぎたいので低め。 という声です。
ダイニングテーブル = ご飯を食べる → その後 ソファセットに移動してくつろぐ
という生活スタイルから、
ダイニングでご飯食べて、そのままダイニングでテレビ見て長時間くつろぐ (テレビだけではなくpcつついたり、スマホいじったり)
というスタイルに生活が変化してきているようです。
というわけで二つ目のトレンドキーワードはずばり 低めのくつろぎダイニング。
実際、今日、ダイニングテーブルをオーダーしてくださったまた別のお客様も
「高さにこだわりがあって、65センチで仕上げてください」とのご要望でした。
また、こういう、ソファと合わせて使うリビングダイニング兼用型もとてもよくでているスタイルです。
ソファと合わすときには、出入りしやすいテーブルの脚の形を選んだり、
ダイニングにむいているソファを選んだりと ちょっとしたコツがありますので、ぜひ気になる方はお店でお尋ねください。
また、ちょっと低めのテーブルをチョイスされた場合、イスの高さも少し調整したほうがいい場合が多々あります。
そんな時は、ミヤカグでは他社で買われたチェアの高さ調整も1脚6000円で承りますので、お声掛けください。
(ちなみに、ミヤカグで購入されたイスの高さ調整は1080円です。区別してすみません…笑)
以上、今日はダイニングテーブルのトレンドの話でした。
さぁ、もういちど復習です・・ダイニングテーブル、今のトレンドは
すっきりデザインな耳付きテーブル と 低めのくつろぎダイニング 。
あくまでミヤカグ所感 というか、ミヤカグのインテリアコーディネーター松本の個人的な所感にて・・・異論は受け付けいたしません(笑)
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