ミヤカグには、「椅子を探しにきました!」というお客様がけっこうこられます。
椅子を得意とするたくさんのメーカーさんの椅子の中で、私たちミヤカグのコーディネーターが
「これは座り心地がよくてかっこいい!」と思っているものを厳選して40種類くらい。
わざとばらばらにいろんな椅子を置いて、座って比べてもらえるようにしています。
さぁ、どーぞ座り比べて、お好きなものをお選びください!
といっても、なかなかどの椅子がしっくりくるか難しいものだと思います。
そこで少しだけ、椅子の知識を知っていただけるようにお客様に説明するようにしております。
実は、先日、「座り心地の良い椅子の選び方」を、
住まいづくりのプロ向けにzoomで講義する機会がありまして。
(インテリアコーディネーターさんも多数参加されていました)
ふだん、ミヤカグの店内で、お客様に説明しているのとまったく同じ説明をしましたら
とっても好評で。知らなかった!勉強になった!とありがたい感想をたくさんいただきました。
ほんとに、毎日店内でお客様にお伝えしていること、そのまんまだったんですが
あまりに好評だったのでブログに残しておくことにしましょう。
どこかのだれかの・・・座り心地のいい椅子選びのヒントになれば幸いです。
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まず、構造の話。
大きく分けてこの三つの座面構造の椅子を世の中には多く見かけます。
一番わかりやすいのは、右端の板座。
そして一番オーソドックスなのは真ん中が普通の張り座。
そして左端が耐圧分散のいい張り座。
ご年配の方が椅子を買いに来られるといつも尋ねられるのは「軽い椅子はどれ?」ですが
さぁ、この3種類の中ならどれが一番軽いでしょう。考えてみてください。
すこし細かく説明しますと。
まず、板座。
メリットは・・・ちゃんと作られた国産メーカーの板座ならそうぐらつくこともないでしょうし
一生ノーメンテでいけるでしょう。(つまり汚れたりへたったりしない)
※海外製の安価なやつはすぐぐらつきます。ぐらついたら補強するので折れたりする前に早めに修理に持ってきてください。
また、小さなお子さまがおられたりして、牛乳こぼしたりしても拭いたらOKなのも板座の心強いところ。
まぁ板座は見た目もかっこいいですよね。
ただ、デメリットは冬冷たいのでお座布団必須。
そして、分厚い板が乗っている分、お、重たい!
次に真ん中のオーソドックスな張り地タイプ。
こちらは、合板の上にウレタンを重ねて張地をまいてあるタイプです。
なので座面をぐっと押すと、そこに合板の硬さを感じます。いわゆる底つき感とよびます。
メリットは10年から20年でやってくる貼り替えの時のコストはこれが一番安価ですみます。
ネジで固定されているものが多く、座面の付け替えが容易だし、合板は強いからです。
そして左端のタイプ。
こちらは合板の代わりに布ばねとよばれるメッシュ素材の軽くて強い素材で底をもたせてあります。
なので座った時に底つき感が無く、耐圧分散がいいので長く座っていても疲れにくい。
そして、なんといっても「軽い」のがメリットです。
金属製のばねより強いと言われているのでそうへたることもないとは思いますが、いつか遠い先、
表面の張り地だけでなく布ばねの張り替えの必要性も出てくるかもしれません。
あともう一つの構造。
こちらは今度は分厚いウレタン仕様。
モールドウレタンと呼ばれる作り方で、お尻にフィットする形で立体に成形されています。
これはもう、見た目からのご想像の通り。と~っても楽な椅子です。
これはぜひ、座りにいらしてください。
以上が座面の構造の話でした。
つぎに張り地の話。
一般的に布地と合成皮革のものが多いです。
もちろん、天然皮革のものも作れますがお値段がねぇ。。。
ここでは同じくらいの価格で作れる布張りと合皮張りで比較しましょう。
さぁ、どっちが座り心地が楽でしょうか?考えてみてください。
答えは布地。ファブリックです。
椅子よりはソファをイメージしてもらった方がわかりやすいのですが
摩擦のあるものと摩擦がなくてつるつるするもの。どちらが楽ちんですか。
つるつるするものに座って背もたれに寄りかかっているときは身体のどこかに常に力が入っているものです。
しっかり摩擦がある椅子に座る方が一般的に楽ちんです。
ただ、合皮のほうが水分をこぼしても安心というメリットもあります。
そして見た目がシックでかっこいいというメリットもあります。
お子様が小さいうちは合皮で、次張り替える時は布にしましょうかという提案もよくしております。
ただ、最近では機能的な布地もでてきておりまして、
アクアクリーンと呼ばれる布地などは特殊な繊維で汚れが付きにくく、水をかけてタオルでたたけば汚れが取れるという性質を持っています。
またペットによるひっかきにも強いスクラッチレスの生地などもございますので、お声掛けいただければご提案いたします。
さて次に
肘がしっかり長い椅子と肘が短い椅子、どっちがいいでしょう? 考えてみてください。
肘がしっかり長い椅子と肘が短い椅子、どっちがいいでしょう?
どちらも一長一短。どっちもいいですが。。。違いを述べるとしたら
肘が長いほうがもちろんゆったりとくつろいで座れますが
肘が短いほうがテーブルについている状態から立ち上がるまでの椅子の引きは少なくてすみますので
立ったり座ったりが多い方やダイニングスペースが狭めの方にはストレスが少ないかと思います。
短めの肘の椅子を私たちは勝手に「ちょい肘」と呼んでいるのですが
肘無しとちょい肘では、ちょい肘があれば
どんなに若い方でも肘をよっこいしょ、して立ち上がっておられますので、
肘はやはり、「ないよりもあれば、楽」ということかと思います。
以上、座り心地の良い椅子を探すときのポイントでした!
うちに来られたお客様は、このようなことを少し頭の隅っこに入れながらいろんな椅子を座ってためしていただいております。
最初は、うーーんとか言いながら座って見られていても、
お尻のあたりぐあい、背中のあたりぐあい、背もたれのたかさなどなどそのうち自分の好みがだんだんはっきりしてきます。
椅子の高さについては、テーブルの高さや身長のたかさなどに応じて最後に調整させていただきます。
若いうちは足底がしっかりつかない椅子でもそう困らないのですが
年齢を重ねていくと、体幹の筋力がおちてくると、足底がしっかり作椅子のほうが
断然、楽なものです。
椅子選びの時は靴をはいていらっしゃるので
ご自宅では脚があと数センチ縮みますよ、というアドバイスも必至です。
ほかにも木の種類や、張地の色柄ふくめいろいろなアドバイスをさせていただきます。
塗装もとっても木の気持ちよさを感じられる塗装のものを多くおいておりますので
ぜひ、木の質感も触ってみてください。
ネームバリューの通ったデザイナーズチェアももちろんいいんでしょうが(ミヤカグは取り扱っていないですが)
自分のおうちと、自分の体形と、そしてニースにぴったりの椅子を
自分の感性で探し当てるのもいいものです。
ご予算に応じてアドバイスもいたします。
2脚は座り心地重視で、あと2脚はコスト重視で、、、などもご提案できます。
広島で椅子をお探しの方はぜひ、一度いらしてみてください ^^
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