3月は家具の修理がほんと忙しかったです!
なぜかというと
引越しシーズン。
お引越しに合わせて、今ある家具をリメイクとか
せっかくの新居なので家具を塗り替えてリフレッシュして!とか
テレビの買い替えにあわせて、テレビ台を大型テレビが入るように改造を。
とかいう話ももちろん多いのですが
びっくりするほどあるのが
お引越しの際の家具の葉損!
そんなに頻繁にあるもんなんだ~というか
広島中の破損事故が全部うちに修理が回ってきてるんじゃ・・・
ってほど、
いろいろと破損事例が集まってきましたよ(苦笑)
うちで直せるものはもちろん直したり、
部材をつくりかえたり、
まぁいろいろと工夫して、元通り(になるべく近い形)にしてもっていくわけですが
きちんと、製造元のはっきりしている家具は
製造元の木工所に連絡して、部材を送ってもらったりしたほうが
お安く修理ができる場合などももちろんあります。
ところが
悲しいことに、全国津々浦々の木工所
だんだんだんだん、数が減ってきていて
つまり、廃業されているケースが多いんです。
うちの会長などは長年、家具インテリア業界におりますので
商品を見るとだいたい
「あぁ、これは○○木工所が作ってた■■シリーズの椅子だよ。」
ってな具合にメーカー名がわかるのですが、
その後に
「あ、でも、もう廃業されて会社ないけど。」
ってオチがつくんです(涙)
なので、かなりの確率で、うちでなんとか
似たような材料を手配して、似たような形を作ることになります。
つい先日やはり引っ越し業者さんがらみで依頼があった婚礼ダンス。
こちらは
桜の柾目を使ったシンプルな高級箪笥ですが
扉の木製取っ手が上下2か所、2本とも破損していました。
こちらは、婚礼箪笥で有名な府中のとある木工所の制作だったんですが
やはりそちらは数年前に廃業されていましたので
あわよくば、木製取っ手の在庫が倉庫に眠ってたりして分けてもらえないかなぁなんていう
甘い考えは見事にうちくだかれ、
木製取っ手をイチからつくって取り換えることになりました。
せっかくなので
上下計4か所が破損しているってだけあって、少し脆弱性を感じるデザインだったため
どうせ作り直すなら、、、と、もう少し強度のあるデザインに変更させていただく提案を
させていただきました。
なるべく似たような桜材を探してきて
それから加工に入るので、お客様には理由を話して、
少しお時間をいただくようにお願いしました。
せっかくの新居へのお引越しなのに、
大事な思い入れのある高級箪笥が破損してしまって、
お客様はさぞ、がっかりしていらっしゃることでしょうから
できるだけ、早く、きれいになった扉をお届けできるように
がんばって作業していきたいと思います。
だんだん、このようなあらゆる修理に対応できる木工所がなくなってきたからこそ
なんとかかんとか生き残っているうちみたいなところが
技術を発揮して、少しでも社会貢献していけたらと思いがんばっております
広島市、廿日市市近郊で 家具の修理・リメイクはぜひミヤカグへお声かけくださいませ^^
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