こんにちは。
広島一敷居の低いインテリアコーディネーター、ミヤカグの松本です。
2026年9月のパリ視察レポート、第3弾は「フランス建築編」です。
旅の全体まとめはこちら。
→ 2026年パリ・インテリア視察|広島の暮らしに持ち帰りたい11のアイデア
今回の旅のテーマは、コルビュジエのモダニズム建築でした。
でもせっかくのパリ。その正反対ともいえる、フランスの装飾の世界もしっかり見てきました。
- ベルサイユ宮殿
- オペラ座ガルニエ宮
- ブルス・ドゥ・コメルス(安藤忠雄)
「足す美しさ」と「余白の美しさ」。
真逆の建築から、広島のおうちづくりのヒントを持ち帰ってきました。
1. ベルサイユ宮殿|金、金、きらきらの17世紀

視察2日目の午後は、ベルサイユ宮殿へ。
午前中に見たコルビュジエのサヴォア邸とは、うってかわって。

金、金、きらきら。
床も壁も大理石の細工に、シャンデリア、鏡、ゴージャスなカーテン。
そして天井まで、びっしりと絵画。

壁には、阿部寛みたいな彫刻がこってりと(笑)
17世紀、絶対王政の権力を「これでもか!」と見せつける、まぶしい世界です。
広大な敷地に、なんと2300もの部屋があるそうです。
広島のおうちでは?|フレンチシックの取り入れ方
最近の広島のおうちはというと、テイストはとにかくシンプル。
- モールディングどころか、回縁もなし
- カーテンよりも、すっきりしたメカもの(ブラインドやロールスクリーン)
- シャンデリアどころか、ダウンライトばかり
ベルサイユとは対極の、すっきりインテリアを日々つくっています。
でも、たまには壁にも色や柄を入れた、もう少しデコラティブな空間もつくりたいなぁと思うんです。

たとえば、こんな取り入れ方はいかがでしょう。
- 床は、ベルサイユ宮殿にも使われているフレンチヘリンボーンやパーケット貼り
- 壁をモールディングでぐるりと囲んで額のようにして、その中にかわいい輸入クロス
- かわいい色の塗装壁
- 巾木や回縁を、ちょっと太めに
広島で「フレンチシックなインテリアにしたい」「パリのアパルトマンみたいなお部屋にしたい」という方、ぜひミヤカグにお声がけください。
ベルサイユ宮殿仕込みのインテリアをご提案します。
阿部寛みたいな彫刻をくっつけたりはしないので、ご安心を(笑)
エッセンスを取り入れるためには、歴史を知り、実物を見ておくことが大事です。
2. オペラ座ガルニエ宮|足して、足して、足す美しさ

限られた自由時間に、どうしても見たかった建築を2つ、予約して見学してきました。
ひとつめは、これでもか!というほど装飾を盛りに盛った、オペラ座ガルニエ宮。

金!金!金!
大理石!彫刻!天井画!
どこを見ても装飾!!
壁も天井も柱も床も、余白という余白を全部埋め尽くした、キンキラキンのてんこ盛りです。

今も、オペラを見に来られたゲストが、ここで優雅に社交されるんでしょうね。
3. ブルス・ドゥ・コメルス|素材と余白の美しさ

ふたつめは、ガルニエ宮から歩いて向かった、ブルス・ドゥ・コメルス。
安藤忠雄さんが手がけた美術館です。

歴史ある18世紀の円形の建物。
そのホールのど真ん中に、安藤忠雄さんが巨大なコンクリートの円筒をドーンと建てています。
得意の打ちっぱなしコンクリート。装飾は、なし。
古い建物を壊して新しくするのではなく、歴史ある建築の中に、まったく違う時代の建築を差し込んで、現代アートの美術館にしてしまう。
さすがの発想です。
日本で言ったら、江戸時代の建物の中に、巨大なコンクリート打ちっぱなしを建てるようなもの。
古いものと新しいものを「なじませる」のではなく、あえて違いを見せる。
違うからこそ、お互いの良さが際立って見えるんですね。
4. 真逆の2軒から学んだこと|「どう見せたいか」を決める
ガルニエ宮のキンキンキラキラを浴びまくった直後に、安藤忠雄の無機質な打ちっぱなしコンクリート。
フレンチのフルコースで胃もたれした直後に、冷たいざる蕎麦をすすった感じ?(笑)
- ガルニエ宮は、足して、足して、足してつくる、豪華絢爛の美しさ
- ブルス・ドゥ・コメルスは、素材と空間で見せる、余白の美しさ
インテリアって、なんでもありなんです。
だからこそ、「どう見せたいか」を決めることが大事。
これは、広島の普通のおうちでも同じです。
ミヤカグでは、お客様との最初の打ち合わせで、インテリアの「ゴール」を決めています。
ゴールがあってこそ、使う素材も、見せたいものも、色の組み合わせも決まってきます。
ゴールによっては、古いものを無理に全部新品にしてしまわず、あえて残して、新しいものと対比させる組み合わせもアリですね。
ミヤカグは、これからリフォームにも力を入れていきます。
そのタイミングで、かなり刺激をもらった2軒でした。
よくあるご質問
Q. マンションでも、フレンチシックなインテリアにできますか?
A. はい、できます。壁の一面だけモールディングと輸入クロスで仕上げたり、床をヘリンボーンにしたり、照明をシャンデリアに替えたりと、部分的に取り入れるだけでも雰囲気は大きく変わります。
Q. モールディングは、今の壁にあとから付けられますか?
A. はい、付けられます。今の壁にモールディングを貼って額縁のように囲み、中を塗装や輸入クロスで仕上げる方法があります。下地の状態を見てご提案しますので、お気軽にご相談ください。
Q. リフォームで、古い建具や家具を残して使うことはできますか?
A. もちろんです。ミヤカグには創業75年の家具工場があり、家具の修理やリメイクも承っています。思い出のある家具や建具を活かしながら、新しい空間と組み合わせるご提案もできます。
まとめ
- ベルサイユ宮殿とガルニエ宮は、「足す美しさ」
- ブルス・ドゥ・コメルスは、「余白の美しさ」
- どちらを選ぶにしても、大事なのは最初に「どう見せたいか」を決めること
「フレンチシックなお部屋にしたい」
「パリのアパルトマンみたいにしたい」
「古いものを活かしてリフォームしたい」
という広島の方は、ぜひミヤカグへご相談ください。
続きは【4】ホテル視察編です。
デザインホテル、フィリップ・スタルクのTOO HOTEL、5つ星ホテル・プラザ・アテネのスイートルームをお届けしています。
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◇この記事を書いた人
松本理絵|インテリアコーディネーター
広島の家具・インテリアショップ「ミヤカグ」で、家具・カーテン・照明・リフォームまで住まい全体のコーディネートを担当。
「広島一敷居の低いインテリアコーディネーター」として、気軽に相談できるインテリアショップを目指しています。
→ スタッフプロフィールはこちら
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