私らしくて使いやすい~キッチンの作り方~セミナー

こちらは2015年4月に開催された中国新聞主催のリフォームフェア会場にて、40分間のスペシャルセミナーの講師依頼をうけ、ミヤカグのキッチンスペシャリストがお話しさせていただいたセミナー内容です。
家族が心地よく過ごせる「空間」それでいてお料理をスピーディに作れる「機能性」・・・使いやすいキッチンの作り方を、主婦としての目線をいれつつ事例の写真を交えながらお伝えします。今からキッチン作りをされる方にとって実りある実践的セミナーとなっております。

はじめに 心地よい暮らしの真ん中に「キッチン」を

弊社は家具職人がつくるオーダーキッチンということで、完全オーダーで、お客様ととことんお話をしながら、お客様と一緒にプランし、ミリ単位でお客様のニーズにお応えしていくタイプのキッチンを作っております。
普段現場でミヤカグのお客様にお話している、快適で使いやすいキッチンを作るためのコツやノウハウを皆様にお伝えできたらなぁと思ってセミナー内容を盛り込んでおります。
長文になりますがどうぞ最後までよろしくお願いします。
 
それでは流れを説明します。
今回はこの3つのステップで進めさせていただきます。
 

 

STEP1 知る キッチン~今と昔~

 

今回のセミナーのタイトル
心地よい暮らしの真ん中に「キッチン」を とさせていただいたのですが
この、暮らしの真ん中にキッチン というのが、最近の大きな流れになってきています。

今ご使用のキッチン、何か不満な点がありますか?

 

「寒い」「暗い」「狭い」「片付かない」をあげられる方が多いと思います。
このSKSK聞かれたことがありますか?
(←なぁんて、今回のセミナー前に私が勝手に作った言葉ですけど・・・笑)

原因は、ひと昔前はキッチンと言えば食材に直射日光が当らないよう
北側のお部屋に配置しがちだったのでよくある話です。
冬場に朝起きてキッチンに立つと凍えそうに寒いとかよく耳にします。

そして、一番日当たりのいい南側のお部屋は客間だったりするのが以前の間取りです。

それが、最近の新しいお宅では、キッチンが住まいの中心に進出してきています!

 

これは家具の納品にうかがった時に撮らせていただいた
お客様の新築のお宅の写真なんですが、キッチンに立った時の目線で撮ってみました。

最近のハウスメーカーさんの間取りやモデルハウスをみても、
こんな風にいわゆる南側の日当たりのいいお部屋に、LDKを作り
リビング、ダイニング、そしてキッチンも同じ空間にあるプランが増えてきました。
調理をし、食事をとり、家族がくつろぐことを暮らしの中心と考えるプランが多くなっています。

断熱、冷暖房などの住宅性能が向上したので広い部屋を快適な温度に保つことができるようになったことや
高性能なレンジフードや静音機能に優れた水栓やシンクが登場するなど、
リビングとキッチンが共存しやすい条件が整ってきたという理由からです。

もちろん
プランの考え方はそれぞれなので、こういった間取りがいいのか、
キッチン単独のクローズドなお部屋がいいのかなどは個人個人違いますが、
最近の全体的な流れとしては、家族やお客様とのコミュニケーションを重視したオープンな
キッチンが増えてきているということをひとつ知っておいてください。

 もし、今キッチンのリフォームを考えられているなら、もしかして今ある寒くて暗い場所に、
そのまま、新しいキッチンを持ってくるのがいいのか、
少し大がかりな話にはなってくるのですが、お部屋の使い方自体を見直して、
もう少し、日当たりや風通しの良い、暮らしの真ん中に近い場所にキッチンを移設したほうがいいのか?
という選択肢もちらりと頭の隅っこに置いておいといてもらえたら、と思います。

 そして、もし、キッチンが今よりも暮らしの真ん中に進出してくるとなると、
キッチンは、食事を作るだけの場所ではなく、生活空間の大きなポイントをしめることとなり、
ダイニングやリビングとのつながり、主婦だけの場所ではなくご家族みなさんが使われる場所、
そして、家具や内装とのコーディネートなども重要になってきます。

自然素材の家や、ナチュラルテイストに素敵にコーディネートしたLDKならなおさら、
その一角に置くキッチン。そこに、どんなデザインのものを置きたいのか、重要ですね。

>>STEP2


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