「ひろしま2011木造家づくり大学」という
国土交通省の採択事業の講義が全6回で開催されてます。
今日はその2回目を受講してきました。
本日のテーマは
「木の知識と、適材適所」
講師は島根の材木屋さん 株式会社こびき屋 の安達公一さん。
私、毎日毎日木の家具販売しておりますから。
いちおう、名ばかり2級建築士ですし、
木のことは、「知ってるよ」ってちょっと自信があったのですが
お話を聞いてみて、ますます木の良さ、木に対する自分の知識を再確認した次第です。
もちろん、知らなかったこともたくさんありました。
<簡単に本日のレビュー>
木材にとって重要なこと。
樹齢、切り旬、そしてサイズや含水率だけではかるのではなく、本当の材質
在来工法の良さ
梅雨のある日本の風土で長くもてる工法はやはり在来工法
建築に適した木、適材適所
柱、土台、梁、床材・・・樹種にとらわれるだけでなく材質を見極めた使い方
住まい手よりも、床が大事なのか?
(床に傷がつかないことを重要視した末、日本は素足の文化を失った)
木材の特徴
そこに木材が表われている限り、未来永劫、木は調湿効果を発揮し、空気環境を整える
使えば使うほど味の出る素材、それが経年変化によって魅力が増す、木材という素材
※合板、集成材は「木」の性質を失っている
木造の問題点
寸法変化、あばれ、ゆがみ・・それを補うための先人の知恵
住まいとは何か・・・・
住まいとは、家族にとって大切な環境
やすらぎ、健康、
「木は心身の良育に効あり」
これらの抗議を踏まえて、
最後にミニテストがありました。
さすが、家づくり大学です(笑)
せっかく苦労してとったばかりの
建築士の名に恥じないように、ここはいっちょ、がんばりましたよ~!!
なんと
参加者約140名のうち、全問正解はたったの2名でしたよっ!
そして、なんとなんと
その2名のうちの1名は、私でしたよん。
あいかわらず、テストと名のつくものには強いです、私。
☆⌒(*^∇゜)v ヴイッ
え?自慢かって?? ハイ、ジマンデス(笑)
木に興味のある方、木の知識に自信のあるそこのあなた!
建築士さんやインテリアコーディネーターさんなど、家づくりに携わるみなさん。
やってみてください~ さぁ、難問正解できるでしょうか? ニヤッ
問1 芯去り材と芯持ち材を比較すると芯持ち材のほうが狂いやねじれが少ない
問2 一般に暖かい地方の木は、柔らかくくされやすい木が多い
問3 丸太は自然のままに近いから、角材や板材より虫やくされに強い
問4 横架材は、木裏を外にして用い、引張りの強い木表に仕口を設けるのがよい
問5 箱は木表を外に向けて使うと、丈夫な箱ができる
問6 横架材は、一般に腹を上に背を下に向けて使うのがよい
問7 一般に杉の白太は桧の白太より腐れに強い
問8 丸太を水につけておくと、木のアクが抜け、虫がつきにくく、狂いも少なく、色もよくなる
問9 大壁と真壁と比較すると真壁のほうが通気性がよく、長持ちする
問10 一般に寒い地方の木はかたくて腐れに強い木が多い
問11 木材は、生物資源であるから使っても植林により再生ができるので大いに有効利用すべきだ
問12 柔らかい木と硬い木を比較すると硬い木の方が調湿効果が大きく断熱性もよい
答え ×××○××○○○×○×
低層公共建築物(←学校とか、公民館とか?)を木造で。。という流れの中で
<木造・在来工法・木のインテリア>復権の波が、これから、じゃんやん、くるんですかね~?!
住まいづくりにかかわる私たちは
もっともっと、いっぱい、木のこと、お勉強しておかねばなりませんねっ♪
あ~じゃこ~じゃ小難しいこと言っても
結局、木の魅力は 「気持ちよさとやすらぎ」これに限ります。
ぜひ、木の魅力たっぷりのうちのショールームにも一度お立ち寄りください^^
>>詳細・申し込みはこちら
追記
★興味のある方は合わせてどうぞ↓↓
2011ひろしま木造家づくり大学に参加して・・・レポート記事まとめ。
第1講 いい家はこうつくる ~こだわりの提言~ (基調講演)
第2講 木の知識と適材適所 ちょっと木になる話
第3講 100年耐久木造住宅の作り方 耐震の話ほか
第4講 古民家再生と古材活用した癒しのデザイン
第5講 適材適所 エコモデル住宅見学研修
第6講 環境共生住宅 CASBEEの評価法
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◎集中力も高まると言われている木の机、いかがですか?