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カントリー家具豆知識

パイン家具の塗装

2004年07月20日

パイン材の家具の多くはオイル塗装や水性ステイン + ワックス塗装で塗装されておりますので、木の温かみが感じられ、自然の風合いを持ち続けますので、人と同じように年月と共に変化していきます。これは木が呼吸するからこそある特徴です。

最もよくわかる変化は“色の変化”であると思いますが、すべての家具において、直射日光が当たるところでは色あせをしてしまいますのでお気を付けださい。パイン材が年月と共に色が変わっていくのは、材料の中に含まれるヤニが焼けてくるからです。パインというとすぐには思い浮かばないかもしれませんが、松といえば松脂があることは良く知られておりますよね。そのヤニです。

時折、完成した家具から松脂が出てくることがあります。製造段階で気づいた個所は取り除くのですが、全て取り除けるわけではありません。その際は“自然がすること”だとご理解いただければ幸いです。

少し余談になりましたが、そういう訳で飴色に変化していくわけです。

もちろんラッカー塗装されたパイン材も変色はしていきますが、それと同時に表面の塗膜がしらけたようになりますので、きれいな仕上がりになりません。

オイル塗装で一番気になるのは汚れですよね。コップの輪染みや醤油などをこぼしたときの跡、かなり気を配っていても毎日使うもの、どうしても何らかのシミは出来てしまいます。ランチョマットやコースターなどを使うと、かなり防げますのでお試しくださいね。薄いビニールシートを敷いている方が居られますが、常時敷かれるのは木の呼吸の妨げとなり反りや割れの原因となりますので、お勧めいたしません。メニューによってお食事のときのみ使われると良いでしょう。

また、汚れを気にして撥水性の良い化学塗料の上塗りをされる方が居られますが、これはあまりお勧めいたしません。これなら最初からウレタン塗装またはラッカー塗装されているものをお勧めいたします。
上塗りとして蜜蝋ワックスですが、これを塗ると艶が出て、撥水性も増しますし、呼吸も妨げませんが、1つ問題が・・・。ワックス成分によって塗膜を作るわけですので、メンテナンスで塗料を重ね塗りする時に塗料を弾いてしまうのです。^^; 蜜蝋ワックスを塗られた場合には、ワックスの重ね塗りがメンテナンス方法です。

オイル塗装の良いところは、定期的にメンテナンスをして色を重ね塗りすることにより出てくる黒光りした様な艶です。また重ね塗りすることで、さらに木の繊維に塗料が染み込み、木も硬くなり割れや狂いを防いでくれます。飴色に黒光りしたパインの家具を思い浮かべて下さい。そこには今までの歴史の跡が刻まれています。きっと素敵なアンティーク家具として家族に受け継がれていくでしょう。

ここに本当のカントリー家具のよさがあると思いませんか?
お持ちの家具を塗装するときの参考になれば嬉しいです。

私共はパイン家具の塗装にはオイル塗装をお勧めしております。